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HANK@森
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銀座コーチングスクール代表、株式会社アンテレクト・取締役副社長、週末起業フォーラム・チーフコンサルタントです。2005年12月から大阪事務所を構え、月のうち1週間程度を大阪で過ごしています。 中小企業の戦略経営コンサルティングを80社以上。週末起業フォーラム・チーフコンサルタントとして、年間200件程度の相談に対応&コーチング。銀座コーチングスクールのカリキュラム体系の構築、個人の体験を掘り下げ、自己基盤を確立しながらセッション力を高める独自メソッド「CASPARモデル」を開発。メルマガ「経営戦略考」を発行し、読者数約5万。
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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2009年07月14日

○○を○○として売るだけでは成長はない

この不況をどう乗り切るべきか。先日、中小企業向けに、コンサルタントとしてのコメントが欲しいということで、某雑誌の取材を受ける機会がありました。

編集の方は、発想の転換の必要性を落としどころとしたいと考えていたようです。とは言え、妙案など、簡単に頭に浮かぶものでもありませんし、発想を切り替えろと言われ、それができるようなら、誰も苦労しません、ハイ。

また、発想を「どのように」転換するのかが問題ですし、その切り口がみつからなくて困っているケースが多いです。ならば、外部からその「切り口」をもらうようにしましょう。具体的には、他社や他業界の動きを知り、そこからヒントを得ることです。

たとえば7月14日付けの日経産業新聞には、「クリーニングやDPE(写真の現像・焼き付け・引き伸ばし)、学習塾といった構造不況業種のサービス各社が収益源の多様化を急ぎ始めた」という記事が掲載されています。

日々、日経各紙の記事に目を通していれば、そのような「収益源の多様化」は、最近のトレンドであることに気づきます。この切り口を、自社の経営に当てはめて考えてみることをオススメします。

記事を詳しく読めば、さらに掘り下げ、具体的な考え方に触れることができます。「手段・方法」はさておき、まずは「考え方」を把握することが大切です。「考え方」レベルであれば、他業界の取り組みであっても、自社への適用が可能となるからです。

日経産業新聞の記事には、「クリーニングをクリーニングとして売るだけでは成長はない」という、クリーニングチェーンの社長のコメントが紹介されています。このコメントを、「○○を○○として売るだけでは成長はない」と、考え方レベルで読み換えてみれば、他業界企業にとっても、参考になります。

このチェーンでは、「オフシーズンの衣料品のクリーニングと保管・修繕を組み合わせたサービスを展開」しています。クリーニングに保管・修繕の付加価値を乗せたことで、前年同期比25%増加の受注件数を達成しています。

DPE業界では、「子供向け写真館」を拡大展開したり、「写真付きの学生証や社員証の製作に使うIDカードプリンターの販売」に参入していたりします。

フィルムカメラの減少で市場規模が縮小していることを受け、「写真」関連の他分野へ進出しているわけですね。先ほどの表現を使えば、デジカメデータのプリントという新市場はあるとしても、「写真をプリントとして売るだけ」ではダメということなのでしょう。

学習塾については、「家族や子育てに関するセミナーを開催」する動きが伝えられています。学習塾も、「子供に勉強を教えるだけ」では済ませられないということです。コンセプトを広く「子育て」ととらえる発想が見てとれます。

これらの事例を踏まえると、発想の転換の一つの方向性としては、顧客ニーズをより広くとらえてみることがあるでしょう。クリーニングの真のニーズ・価値は、服の“洗浄”というより、服の“手入れ”なのです。となれば当然、そこには修繕や保管も含まれます。

同様に、写真プリントの真の価値は、家族の思い出づくりであったり、身分証明であったりしますし、学習塾の価値は、よりよい子育ての一環であったりもします。

このような発想の転換は、従来よりも視野を広く持つことから生まれます。目先の課題で視野狭窄に陥るなということです。今まで見えなかったものが見えるようになることが、新たな発想を生む引き金となるのですから。

【今日の教訓】
あなたの企業を成長発展させるために、あなたはどのような視点でその策を考えているだろうか。全体を俯瞰し、より広い視野で眺めることをしてみよう。今まで見えなかったものが見えるようになれば、そこに成長発展のヒントを見出すことができるはずだ。

<参考:日経産業新聞 2009.07.14【16面】>


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Posted by HANK@森 at 21:59Comments(0)ビジネス

2009年07月14日

厳選ビジネス書の要約を耳で聴く!

日経新聞はもとより、ビジネス書を読むことは、ビジネスパースンにとっては必須ですね。

とは言え、

 「忙しくてビジネス書が読めない!」

 「本が多すぎて、何を読めばいいかわからない!」

・・・という悩みは尽きません。

ビジネス書の要約版メルマガもありますが、

 「分量が、ちょっと足りないな~」

というご声も、よく聞きます。確かに、少々物足りないですよね。

とは言え、読者の大半が多忙な現役ビジネスパースンです。文字が増えたら、読む時間の捻出がままならないのではないでしょうか?

実は、そんな方の、かゆいところに手が届くサービスがあるのをご存知でしたか?

『ビジネス選書&サマリー』(音声版)です。

特徴は、

 ・5000文字相当の分量があります。

 ・プロの女子アナに読んでもらいました。

 ・音声ファイル(MP3またはCD)でお届けします。
 
これを、ご希望者にお届けしています。

ビジネス書を朗読した音声ファイルも出回っていますが、そうなると、数時間はかかってしまいます。

ビジネス書をコンパクトに要約し、それを音源にしてお届けするというのは、極めて画期的なサービスです。

おかげ様で、たいへん多くの方にご利用いただいています。

特に最近は、iPodなどの携帯プレーヤーが普及しています。音声ファイルを直接パソコンにダウンロードいただけるサービスに、

 ・わざわざPCに読み込ませる手間がいらない

 ・入手まで待たずに済む

 ・海外に住んでいても入手できる
 
と、ご満足いただいています。

・・・といっても、どんなものかイメージしにくいですね。

そこで、以下から試聴ができますので、ぜひご覧ください。

※「ビジネス選書&サマリー」音声版
http://www.bbook.jp/audio/index.html

・・・いかがですか?

お申し込みいただけば、これと同じボリュームのものを毎月4冊分
お楽しみいただくことができます。これなら、メルマガを

 ・ 自転車、徒歩などで移動する時間に、

 ・ 混雑した通勤電車内で、

 ・ 車での移動時間に、

 ・ マラソン、ウォーキングしながら、

 ・仕事や勉強し“ながら”、

といった具合に、場所や時間を問わずお楽しみいただけます。

最近は、

「目から(活字)よりも、耳から(音で)情報収集するほうが得意」という方も増えているようですが、そんな方々にはピッタリです。

また、音声ですから、繰り返し聴くことが可能です。そのため、中身を、脳裏にくっきり焼き付けることが可能です。

まずは、以下からその出来映えをお聴きになってみてください。

※「ビジネス選書&サマリー」音声版
http://www.bbook.jp/audio/index.html
  


Posted by HANK@森 at 11:24Comments(0)ビジネス

2009年07月14日

標準化の効果、恐るべし。

夏といえば生ビール。この季節、夕方以降は、なるべく水分を控えるようにしています。そうすると、生ビールの最初の一杯で、至福の気分を味わうことができます。

ただ、いつも気になることが一つあります。それは、生ビール(中)のサイズが、店によって異なるということです。400cc~600ccくらいの範囲でばらつきがあるらしいです。

同じ「中」を謳いながら、分量にばらつきがあるのは、いかがなものでしょうか。ですが、表立ってクレームをつける客は、ほとんどいないようです。

というのは、サイズだけでなく、価格にもばらつきがあるからでしょう。均一価格でサイズが違っていたら問題視されるでしょうが、飲食物の価格は店によってばらつくのが普通であり、そのようなものとして受け入れられています。

サイズと価格、そして店の「格」とが絡み合っていることが、単純比較を許さない状況を生んでいるわけです。また、居酒屋には生ビール以外のメニューがほとんどであり、価値は総合的に判断されるので、生ビールのサイズ問題だけを、わざわざクローズアップすることはしないのでしょう。

とは言え、一般的には、割安なのか割高なのか、ズバリと比較できた方が、ありがたいと言えるでしょう。そのような比較は、仕様が統一されることで、はじめて可能になります。

7月13日付けの日経MJ(流通新聞)に、服の“お直し”サービスを標準化する動きを伝える記事が掲載されています。「日本リ・ファッション推進委員会」という業界団体が発足し、「ばらつきのあるサービスや料金内容の整合性を取り、消費者の満足度を高める」ことを目指しています。


「リ・ファッション」という聞き慣れない言葉は、リペア(補修)、リフォーム(補正)、リメーク(作り直し)を総称したものだそうです。昨今の環境問題への関心の高まりを受け、資源の有効活用は、服の分野でも当てはまります。

記事によれば、「業界には中小企業が多く、サービスや料金がまちまち」であり、一言で“お直し”といっても、「すそ上げなど簡単な補修だけの店から、消費者の体形を考慮して似合う補正や作り直しを提案する店まで幅広い」のだそうです。

消費者としては、自分の好みに合うように直してもらおうと思っても、このようにサービス内容や料金にばらつきがあると、どこへ持ち込んだらよいのか、途方に暮れてしまいますね。

しかも、「顧客からのクレーム対応についてもばらつきがみられる」とか。これでは、消費者が二の足を踏んでしまうでしょう。標準化は、そのような問題を解決する基本的な仕組みとして、不可欠と考えられます。

もちろん、これは、服の“お直し”に限ったことではありません。他の業界では、標準化や規格の統一といった取り組みにより、安心して購入してもらえるような土台を作ってきています。

標準化は、最低限の品質が保証されていることを意味すると共に、詳しく仕様を指定する手間を省きます。そして、商品相互の比較をも容易にしてくれます。比較は競争を生み、品質向上を加速します。これらがあいまって、顧客を拡大する効果をもたらすわけです。

標準化の効果、恐るべし、といったところでしょうか。既に標準化や規格化が進んでいる業界もありますが、まだ整備されていない業界もあります。生ビール(中)のサイズまで統一しろとは言いませんが、標準化へ一念発起すべき業界は、たくさんありますね。


【今日の教訓】
あなたの企業の属する業界では、商品・サービス仕様の標準化が進んでいるだろうか。標準化は、商品・サービスの品質を向上し、市場規模の拡大に資する。業界を挙げて取り組むことを考えよう。



<参考:日経MJ(流通新聞)2009.07.13【11面】>

  


Posted by HANK@森 at 02:35Comments(0)ビジネス