【残念なお知らせ】諸般の事情により、クォーター大阪暮らしは2009年11月末をもって終了することとなりました。これまでのご愛顧に心より感謝申し上げます。今後はこちらのブログで記事を提供してまいります。よろしくお願いします。
2009年07月30日
ポメラの開発ストーリー
つい数日前、キングジムの電子メモ帳「ポメラ DM10」を購入しました。コーチングのクライアントが既に購入していて、非常に便利に使っているという話を聞き、興味をそそられたのが、きっかけです。
さらに、弊社の女性社員も使い始めていました。
文章を書くことが非常に多いので、起動時間が短く、いつでもどこででも原稿作成できるというのは、魅力的ですね。
使い始めたばかりの製品が日経記事で取り上げられると、つい嬉しくなって読んでしまいます。
7月30日付けの日経産業新聞は、この「ポメラ DM10」がヒットしている、という記事が掲載されています。
昨年11月にリリースされた製品なのですが、「6月末までに当初の年間目標の2倍の6万個を売り、初年度の販売目標を10万個に上方修正した」そうです。
ヨドバシカメラ(秋葉原)の担当者は、「飛ぶように売れている」とさえコメントしています。
「30~50代の男性」が、「会議の議事録作成など仕事はもちろん、外出先での空き時間にブログ用の記事や俳句を書き留めるなど幅広い用途に使う人が多い」とのことです。
記事は、この製品の開発にまつわるストーリーを紹介しています。
開発担当者は「他社製品をまねず、ありそうでなかった商品を開発したことがヒットに結びついた」とコメントしています。
商品化を検討した段階では、「経営陣はヒットを予想できなかった」のだそうですが、開発担当者以外に、社外取締役の大学教授が「今すぐでも買いたい。ぜひ商品化すべき」と主張し、ゴーサインが出たとのことです。
キングジムの宮本彰社長の決断は、「少人数でも飛びついてもらえる商品ならヒットする」との考えからだったそうです。
記事は、「10万個売るにしても、日本人1000人に1人が買えば達成できる数字。皆に気に入られる必要はない」と解説しています。
なかなかの見識だと思います。
大勢の人に、そこそこ気に入られるのではなく、一部の人に、熱狂的に支持されるような製品。開発にあたってのコンセプトの着眼点として、有効だと思います。
このブログでも、以前、分野を特化した「趣味性が強い」クルマの新雑誌創刊が相次いでいるという記事を取り上げたことがあります。
根強いファンを大事にする点では、ポメラのケースと類似していますね。
興味深いのは、「ポメラを販売している家電量販店では現在、陳列場所が電子辞書売り場だったり、パソコン売り場だったりとまちまち」だという点です。
キングジムの宮本社長は「他社が思いつかないような商品を生み出す『規格外の発想が大事』ともコメントしています。どの売り場で売ったらよいのかがわからないというのは、まさに規格外発想であることを象徴しています。
この記事では、「プラスが2007年末に発売した『ケシポン』」という製品にも言及しています。「スタンプを押すだけではがきに記された名前や住所を隠せる」というヒット商品で、「『個人情報保護用文具』という新たな市場をつくり出した」と述べています。
「一部の人に熱狂的に支持される」「どの売り場に置いたらよいか、わからない」「新たな市場をつくりだす」といったフレーズは、開発企画の着眼点・評価基準として、有効なのでしょう。
【今日の教訓】
あなたの企業が画期的な新製品を開発するとしたら、それはどのようなものとなるだろうか。もしそれが「一部の人に熱狂的に支持される」「どの売り場に置いたらよいか、わからない」「新たな市場をつくりだす」ものだとすれば、かなり画期的だ。これらの観点で、開発のアイデアをひねってみよう。
<参考:日経産業新聞 2009.07.30【7面】>
さらに、弊社の女性社員も使い始めていました。
文章を書くことが非常に多いので、起動時間が短く、いつでもどこででも原稿作成できるというのは、魅力的ですね。
使い始めたばかりの製品が日経記事で取り上げられると、つい嬉しくなって読んでしまいます。
7月30日付けの日経産業新聞は、この「ポメラ DM10」がヒットしている、という記事が掲載されています。
昨年11月にリリースされた製品なのですが、「6月末までに当初の年間目標の2倍の6万個を売り、初年度の販売目標を10万個に上方修正した」そうです。
ヨドバシカメラ(秋葉原)の担当者は、「飛ぶように売れている」とさえコメントしています。
「30~50代の男性」が、「会議の議事録作成など仕事はもちろん、外出先での空き時間にブログ用の記事や俳句を書き留めるなど幅広い用途に使う人が多い」とのことです。
記事は、この製品の開発にまつわるストーリーを紹介しています。
開発担当者は「他社製品をまねず、ありそうでなかった商品を開発したことがヒットに結びついた」とコメントしています。
商品化を検討した段階では、「経営陣はヒットを予想できなかった」のだそうですが、開発担当者以外に、社外取締役の大学教授が「今すぐでも買いたい。ぜひ商品化すべき」と主張し、ゴーサインが出たとのことです。
キングジムの宮本彰社長の決断は、「少人数でも飛びついてもらえる商品ならヒットする」との考えからだったそうです。
記事は、「10万個売るにしても、日本人1000人に1人が買えば達成できる数字。皆に気に入られる必要はない」と解説しています。
なかなかの見識だと思います。
大勢の人に、そこそこ気に入られるのではなく、一部の人に、熱狂的に支持されるような製品。開発にあたってのコンセプトの着眼点として、有効だと思います。
このブログでも、以前、分野を特化した「趣味性が強い」クルマの新雑誌創刊が相次いでいるという記事を取り上げたことがあります。
根強いファンを大事にする点では、ポメラのケースと類似していますね。
興味深いのは、「ポメラを販売している家電量販店では現在、陳列場所が電子辞書売り場だったり、パソコン売り場だったりとまちまち」だという点です。
キングジムの宮本社長は「他社が思いつかないような商品を生み出す『規格外の発想が大事』ともコメントしています。どの売り場で売ったらよいのかがわからないというのは、まさに規格外発想であることを象徴しています。
この記事では、「プラスが2007年末に発売した『ケシポン』」という製品にも言及しています。「スタンプを押すだけではがきに記された名前や住所を隠せる」というヒット商品で、「『個人情報保護用文具』という新たな市場をつくり出した」と述べています。
「一部の人に熱狂的に支持される」「どの売り場に置いたらよいか、わからない」「新たな市場をつくりだす」といったフレーズは、開発企画の着眼点・評価基準として、有効なのでしょう。
【今日の教訓】
あなたの企業が画期的な新製品を開発するとしたら、それはどのようなものとなるだろうか。もしそれが「一部の人に熱狂的に支持される」「どの売り場に置いたらよいか、わからない」「新たな市場をつくりだす」ものだとすれば、かなり画期的だ。これらの観点で、開発のアイデアをひねってみよう。
<参考:日経産業新聞 2009.07.30【7面】>
2009年07月30日
ポメラ、売れ行き好調のようです
7/30付けの日経産業新聞で紹介されています。
記事によれば、当初の年間目標の2倍、6万個が売れ、初年度の販売目標を10万台に上方修正するとか。
ちょっとショック(?)だったのが、携帯電話との互換性を持たせた新型を検討中という記述。(買うの、早まったか??)
そうなんですよ。
現行機では、携帯にデータを落とせないんです(涙)。
外出先で、ポメラでブログを書いて、携帯でブログを更新できるとありがたいんです。
記事によれば、当初の年間目標の2倍、6万個が売れ、初年度の販売目標を10万台に上方修正するとか。
ちょっとショック(?)だったのが、携帯電話との互換性を持たせた新型を検討中という記述。(買うの、早まったか??)
そうなんですよ。
現行機では、携帯にデータを落とせないんです(涙)。
外出先で、ポメラでブログを書いて、携帯でブログを更新できるとありがたいんです。
2009年07月30日
ギスギスした職場はなぜ変わらないのか
新作DVDの準備が出来ましたので、ここにご案内いたします。
今度の教材は、“職場の活性化”がテーマです。
ベストセラー『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』の、手塚利男先生の講演をDVDに収めました。
働きにくい職場を、どうすれば快適に働ける環境に変えられるか?
自分ひとりからでも気軽に始められる改善方法を、丁寧に実例をたくさん交えてお話いただきました。
※詳細はこちら【期間限定・応援特価!】≪サンプル動画あり≫
→ http://www.bbook.jp/seminardvd/20090726.html
最近、世間に“ギスギスした職場”が増えています。
ギスギスした職場とは、例えば、
近くにいるのに会話・用件はほぼメールで済ます・・・
他人の仕事に興味がない、困っていてもお互い知らん顔・・・
などなど、そんな、なんだか息苦しい、「働きにくいな~」という雰囲気の職場です。あなたも、身に覚えがありませんか?
もちろん、好き好んでそんな環境で働きたい人はいないでしょう。
本当は誰だって楽しく働きたいはずなのに、嫌な雰囲気が放っておかれるのはなぜでしょう?
それは、
「自分ひとりが動いたところでムダ・・・」
と、諦めている人がすごく多いからです。
しかし、たったひとりの社員が会社を変えるきっかけになることは十分可能なのです。
せっかく仕事をするなら、嫌な雰囲気の職場より、イキイキしたオフィスで働きたいですよね。
そこで、ベストセラー『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』の手塚利男さんをお招きして、「職場の活性化」についてお話いただきました。
手塚さんは、風土改革コンサルタントとして、主にメーカー系企業を主体に風土改革の支援を行っていらっしゃいます。
手塚さんが「1人からでも改革は始められる」というのには、訳があります。
実は、手塚さん自身が、独立前に勤めていた自動車会社で全社の風土改革を推進して、大きな成果をあげたのです。
そんなわけで、今回教えていただいたのは、何も権限のある方向けのご立派なノウハウではありません。
私たちひとりひとりが、すぐに実践出来ることを中心に、沢山のテクニックをお話いただきました。
今の職場にちょっとでも悩みや不満があるなら、自分が会社を変えるきっかけとなるチャンスです。
今回も、もちろん≪期間限定≫特別感謝価格でのリリースです。どうぞ、お見逃しのないようにしてください!
※詳細はこちら【期間限定・応援特価!】≪サンプル動画あり≫
→ http://www.bbook.jp/seminardvd/20090726.html
今度の教材は、“職場の活性化”がテーマです。
ベストセラー『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』の、手塚利男先生の講演をDVDに収めました。
働きにくい職場を、どうすれば快適に働ける環境に変えられるか?
自分ひとりからでも気軽に始められる改善方法を、丁寧に実例をたくさん交えてお話いただきました。
※詳細はこちら【期間限定・応援特価!】≪サンプル動画あり≫
→ http://www.bbook.jp/seminardvd/20090726.html
最近、世間に“ギスギスした職場”が増えています。
ギスギスした職場とは、例えば、
近くにいるのに会話・用件はほぼメールで済ます・・・
他人の仕事に興味がない、困っていてもお互い知らん顔・・・
などなど、そんな、なんだか息苦しい、「働きにくいな~」という雰囲気の職場です。あなたも、身に覚えがありませんか?
もちろん、好き好んでそんな環境で働きたい人はいないでしょう。
本当は誰だって楽しく働きたいはずなのに、嫌な雰囲気が放っておかれるのはなぜでしょう?
それは、
「自分ひとりが動いたところでムダ・・・」
と、諦めている人がすごく多いからです。
しかし、たったひとりの社員が会社を変えるきっかけになることは十分可能なのです。
せっかく仕事をするなら、嫌な雰囲気の職場より、イキイキしたオフィスで働きたいですよね。
そこで、ベストセラー『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』の手塚利男さんをお招きして、「職場の活性化」についてお話いただきました。
手塚さんは、風土改革コンサルタントとして、主にメーカー系企業を主体に風土改革の支援を行っていらっしゃいます。
手塚さんが「1人からでも改革は始められる」というのには、訳があります。
実は、手塚さん自身が、独立前に勤めていた自動車会社で全社の風土改革を推進して、大きな成果をあげたのです。
そんなわけで、今回教えていただいたのは、何も権限のある方向けのご立派なノウハウではありません。
私たちひとりひとりが、すぐに実践出来ることを中心に、沢山のテクニックをお話いただきました。
今の職場にちょっとでも悩みや不満があるなら、自分が会社を変えるきっかけとなるチャンスです。
今回も、もちろん≪期間限定≫特別感謝価格でのリリースです。どうぞ、お見逃しのないようにしてください!
※詳細はこちら【期間限定・応援特価!】≪サンプル動画あり≫
→ http://www.bbook.jp/seminardvd/20090726.html