【残念なお知らせ】諸般の事情により、クォーター大阪暮らしは2009年11月末をもって終了することとなりました。これまでのご愛顧に心より感謝申し上げます。今後はこちらのブログで記事を提供してまいります。よろしくお願いします。
2009年01月20日
ネットオークションでの上手な買い物方法は?
「会社を辞めずに、お金をかけずに起業する」という「週末起業」のコンセプトは、定収入を放棄したり、多額の借金を抱えたりするリスクを避けたいという発想から来ています。
とは言え、「週末起業」でも、全くのノーリスクということはありません。時間を投資したり、書物を何冊か買って読んだり、必要なソフトを購入したり、レンタルサーバ契約をしたりといった出費は伴います。
時々、問題になるのは、物販に取り組む場合です。在庫を抱えるのは、借金をしないまでも、やはりリスクとなります。売れ残ったらどうするのか、悩ましいところです。
そのため、最近は、在庫を持たない委託販売方式でビジネスを立ち上げることが可能になっています。いわゆる「ドロップシッピング」という方法です。
在庫を持った上で週末起業に取り組むなら、まずはネットオークションを利用するという手があります。20日付けの日本経済新聞に、「インターネット競売で上手に買い物をする人が増えている」という記事が掲載されています。
買う人がいるのなら、出品している人もいるわけです。「都内の会社員」として紹介されている方は、「昨年末、中古のベルト10本をまとめて千円で売った」そうです。
この方は、「一品だけでは見向きもされないが、福袋にしたら売れた」とコメントしています。ネットオークションでは、この「福袋」のような、「セット」での買い物が増えているというわけです。
先述の在庫の話ですが、ネットショップの場合、実は在庫はあまり多く持つ必要はなかったりします。極端な話、1アイテムあたりの在庫数は、「1個」でもショップは成り立ちます。
楽天市場のサイトで商品を検索すると、「在庫切れ」が実に多いことに気づきます。人気で売り切れの商品もあるのでしょうが、元々、在庫を多く持っていないからそうなるのでしょう。
一方、リアルの店舗の場合、ある程度の在庫数がないと、売り場として成り立たないのが普通です。店の広さと比較して商品数が少なすぎれば、何ともみすぼらしい感じになってしまいます。
これは、先ほどの「一品だけでは見向きもされない」に通じる感じがあります。同じ商品でも、ボリューム陳列されていると、客の目を引き、売り場に活気が出てきます。
記事では、中古ベビー服の7点セットを千円で落札した人が紹介されています。「子供服だと20~50点のセットも多く、落札価格は3千円が相場だ」そうです。値段が割安になるのが魅力ですが、単純な安値でのバラ売りよりも魅力的で、売り手にも買い手にもメリットがあります。
「漫画やDVDなどの全巻セットの売買も活発だ」とのこと。セットの魅力を表す、わかりやすい例でしょう。「大手の中古本店よりも低価格のものも多」いので、ネットオークションにお客が集まっています。
いずれにしろ、分量がまとまったり、セットになったりすることで、商品の魅力が増大するわけです。逆に、「一品だけでは見向きもされない」といいますから、その効果は大きいです。
世の中、工夫を凝らしたさまざまな売り方がありますが、分量の工夫やセット化という観点も、見逃してはならないと言えるでしょう。
【今日の教訓】
あなたの企業では、通常、自社の商品をどのような単位で販売しているだろうか。分量を増やしたり、セットにしたりすることで、商品の魅力がアップするかも知れない。「一品だけ」のため、「見向きもされない」のだとしたら、実にもったいない。
<情報源:日経産業新聞 2009.01.20【16面】>
とは言え、「週末起業」でも、全くのノーリスクということはありません。時間を投資したり、書物を何冊か買って読んだり、必要なソフトを購入したり、レンタルサーバ契約をしたりといった出費は伴います。
時々、問題になるのは、物販に取り組む場合です。在庫を抱えるのは、借金をしないまでも、やはりリスクとなります。売れ残ったらどうするのか、悩ましいところです。
そのため、最近は、在庫を持たない委託販売方式でビジネスを立ち上げることが可能になっています。いわゆる「ドロップシッピング」という方法です。
在庫を持った上で週末起業に取り組むなら、まずはネットオークションを利用するという手があります。20日付けの日本経済新聞に、「インターネット競売で上手に買い物をする人が増えている」という記事が掲載されています。
買う人がいるのなら、出品している人もいるわけです。「都内の会社員」として紹介されている方は、「昨年末、中古のベルト10本をまとめて千円で売った」そうです。
この方は、「一品だけでは見向きもされないが、福袋にしたら売れた」とコメントしています。ネットオークションでは、この「福袋」のような、「セット」での買い物が増えているというわけです。
先述の在庫の話ですが、ネットショップの場合、実は在庫はあまり多く持つ必要はなかったりします。極端な話、1アイテムあたりの在庫数は、「1個」でもショップは成り立ちます。
楽天市場のサイトで商品を検索すると、「在庫切れ」が実に多いことに気づきます。人気で売り切れの商品もあるのでしょうが、元々、在庫を多く持っていないからそうなるのでしょう。
一方、リアルの店舗の場合、ある程度の在庫数がないと、売り場として成り立たないのが普通です。店の広さと比較して商品数が少なすぎれば、何ともみすぼらしい感じになってしまいます。
これは、先ほどの「一品だけでは見向きもされない」に通じる感じがあります。同じ商品でも、ボリューム陳列されていると、客の目を引き、売り場に活気が出てきます。
記事では、中古ベビー服の7点セットを千円で落札した人が紹介されています。「子供服だと20~50点のセットも多く、落札価格は3千円が相場だ」そうです。値段が割安になるのが魅力ですが、単純な安値でのバラ売りよりも魅力的で、売り手にも買い手にもメリットがあります。
「漫画やDVDなどの全巻セットの売買も活発だ」とのこと。セットの魅力を表す、わかりやすい例でしょう。「大手の中古本店よりも低価格のものも多」いので、ネットオークションにお客が集まっています。
いずれにしろ、分量がまとまったり、セットになったりすることで、商品の魅力が増大するわけです。逆に、「一品だけでは見向きもされない」といいますから、その効果は大きいです。
世の中、工夫を凝らしたさまざまな売り方がありますが、分量の工夫やセット化という観点も、見逃してはならないと言えるでしょう。
【今日の教訓】
あなたの企業では、通常、自社の商品をどのような単位で販売しているだろうか。分量を増やしたり、セットにしたりすることで、商品の魅力がアップするかも知れない。「一品だけ」のため、「見向きもされない」のだとしたら、実にもったいない。
<情報源:日経産業新聞 2009.01.20【16面】>