【残念なお知らせ】諸般の事情により、クォーター大阪暮らしは2009年11月末をもって終了することとなりました。これまでのご愛顧に心より感謝申し上げます。今後はこちらのブログで記事を提供してまいります。よろしくお願いします。
2009年01月08日
これは面白い!7万人が参加する「しりとり」サイト
昨日の当ブログでは、仮想空間サービスについて取り上げました。その面白さに「ハマる」人も多いです。私自身は、そこまで熱心になることは少ないですが、今日アクセスしたサイトには、驚かされました。
1月8日付けの日経産業新聞で紹介されていたサイト、「shiritori-ring(しりとりんぐ)」は、「サイトを訪れた人がしりとりをし、ひとの輪がつながっていく仕組みで、すでに約7万人が参加」しているのだそうです。
これは、高橋酒造という熊本県の会社のウェブキャンペーンとして立ち上げられたサイトです。「サイトは2008年10月に開設以来、ブログなどの口コミでファンが広がっている」そうです。
「しりとり」という単純なゲームながら、自分の分身も含め、何とも言えないユーモラスなキャラクターが登場し、思わず笑みがこぼれます。動きがまた、かわいらしいです。
自分の順番を待って、しりとりの単語を入力するという仕組みになっています。このサイトを制作したオグルヴィ・ワン・ジャパンの阿部晶人氏は「わざと待たせるのはオンデマンド(による即時性)が当たり前のウェブでは珍しい試み」とコメントしています。
待っている間、ドキドキ、ワクワクさせられます。また、「ほかの人が入力したしりとりの言葉に拍手を送」るといった機能や、「つながった人の数を長さに換算し、建造物などを・・囲みきると達成を祝う特別画面が表示される」といった演出もあります。
このサイトが「面白い」と感じるかどうかは、人それぞれかと思いますが、何はともあれ、まずは自身でアクセスし、体験してみるとよいと思います。
酒造メーカーのキャンペーンですので、お酒の拡販が目的のサイトです。「しりとり」と「お酒の拡販」がどのように結びつくのでしょうか。面白いサイトをつくって集客すればよい、という単純な話ではないようです。
このサイトの制作は、「(高橋酒造の)企業理念に合うウェブ販促の依頼を受け」たことから始まっています。同社の企業理念は、「人と人を近づけたい」というものです。
企業理念を読んだだけで、これが酒造メーカーのものだとわかる人は少ないのではないでしょうか。ですが、言われてみれば、お酒には確かに、人と人を近づける機能がありますね。
私自身、クライアントの企業理念づくりのサポートをしたことが何度もありますが、その際、その会社の商品やサービスの最も本質的な価値は何か、徹底的に議論します。「人と人を近づけたい」という理念も、そのような議論から生まれたものかも知れません。
いずれにせよ、その理念が「しりとり」活用の発想につながり、ウェブサイト上でも、見事にそれが表現されているわけです。具体的には、しりとりをする際、酒のお酌をする画面が表示され、「お酒」と「しりとり」との親和性のようなものが実感させられます。
このサイトを利用するには、メールアドレスや氏名といった情報を入力する必要はなく、居住地の都道府県のみを入力します。ただ、ついつい画面中央に表示されているお酒の画像をクリックしたくなってしまいます。
というのは、「順番待ち」をしている間が、何とも手持ち無沙汰だからです。記事は「一人あたりの平均滞在時間は11分と、この種のキャンペーンでは記録的な長さ。15秒のテレビCMなら40本強に相当する」と指摘しています。ですので、販促効果も十分に高そうです。
企業理念の大切さは広く認識されていると思いますが、具体的かつ上手にマーケティングに活用できている例は、あまり多くないかも知れません。理念にこだわった高橋酒造と、それを見事にサイト上で具現化し、販促効果も実現した阿部氏の才能には、脱帽させられます。
【今日の教訓】
あなたの企業では、自社の理念をどのようにマーケティングに活用しているだろうか。その前に、自社の理念を定めるにあたり、自社の提供価値の本質は何か、どれだけ考えることをしただろうか。考えに考え抜かれた理念があれば、それは大きな武器となる。見直しをしてみよう。
<参考:日経産業新聞 2009.01.08【4面】>
★ 今日のおまけ ★
経営理念(ミッション・ステートメント)作成サポートを承っています。しっかりとした経営の「軸」を確立しましょう。お問い合わせはこちらから。
1月8日付けの日経産業新聞で紹介されていたサイト、「shiritori-ring(しりとりんぐ)」は、「サイトを訪れた人がしりとりをし、ひとの輪がつながっていく仕組みで、すでに約7万人が参加」しているのだそうです。
これは、高橋酒造という熊本県の会社のウェブキャンペーンとして立ち上げられたサイトです。「サイトは2008年10月に開設以来、ブログなどの口コミでファンが広がっている」そうです。
「しりとり」という単純なゲームながら、自分の分身も含め、何とも言えないユーモラスなキャラクターが登場し、思わず笑みがこぼれます。動きがまた、かわいらしいです。
自分の順番を待って、しりとりの単語を入力するという仕組みになっています。このサイトを制作したオグルヴィ・ワン・ジャパンの阿部晶人氏は「わざと待たせるのはオンデマンド(による即時性)が当たり前のウェブでは珍しい試み」とコメントしています。
待っている間、ドキドキ、ワクワクさせられます。また、「ほかの人が入力したしりとりの言葉に拍手を送」るといった機能や、「つながった人の数を長さに換算し、建造物などを・・囲みきると達成を祝う特別画面が表示される」といった演出もあります。
このサイトが「面白い」と感じるかどうかは、人それぞれかと思いますが、何はともあれ、まずは自身でアクセスし、体験してみるとよいと思います。
酒造メーカーのキャンペーンですので、お酒の拡販が目的のサイトです。「しりとり」と「お酒の拡販」がどのように結びつくのでしょうか。面白いサイトをつくって集客すればよい、という単純な話ではないようです。
このサイトの制作は、「(高橋酒造の)企業理念に合うウェブ販促の依頼を受け」たことから始まっています。同社の企業理念は、「人と人を近づけたい」というものです。
企業理念を読んだだけで、これが酒造メーカーのものだとわかる人は少ないのではないでしょうか。ですが、言われてみれば、お酒には確かに、人と人を近づける機能がありますね。
私自身、クライアントの企業理念づくりのサポートをしたことが何度もありますが、その際、その会社の商品やサービスの最も本質的な価値は何か、徹底的に議論します。「人と人を近づけたい」という理念も、そのような議論から生まれたものかも知れません。
いずれにせよ、その理念が「しりとり」活用の発想につながり、ウェブサイト上でも、見事にそれが表現されているわけです。具体的には、しりとりをする際、酒のお酌をする画面が表示され、「お酒」と「しりとり」との親和性のようなものが実感させられます。
このサイトを利用するには、メールアドレスや氏名といった情報を入力する必要はなく、居住地の都道府県のみを入力します。ただ、ついつい画面中央に表示されているお酒の画像をクリックしたくなってしまいます。
というのは、「順番待ち」をしている間が、何とも手持ち無沙汰だからです。記事は「一人あたりの平均滞在時間は11分と、この種のキャンペーンでは記録的な長さ。15秒のテレビCMなら40本強に相当する」と指摘しています。ですので、販促効果も十分に高そうです。
企業理念の大切さは広く認識されていると思いますが、具体的かつ上手にマーケティングに活用できている例は、あまり多くないかも知れません。理念にこだわった高橋酒造と、それを見事にサイト上で具現化し、販促効果も実現した阿部氏の才能には、脱帽させられます。
【今日の教訓】
あなたの企業では、自社の理念をどのようにマーケティングに活用しているだろうか。その前に、自社の理念を定めるにあたり、自社の提供価値の本質は何か、どれだけ考えることをしただろうか。考えに考え抜かれた理念があれば、それは大きな武器となる。見直しをしてみよう。
<参考:日経産業新聞 2009.01.08【4面】>
★ 今日のおまけ ★
経営理念(ミッション・ステートメント)作成サポートを承っています。しっかりとした経営の「軸」を確立しましょう。お問い合わせはこちらから。
2009年01月08日
時代はマン・ツー・マン、そしてコーチング
世の中の教育産業を見渡すと、成功のキーワードは「マン・ツー・マン」ではないかと思います。
学習塾も英会話教室も「個人指導」「マン・ツー・マン」方式を採用している業者が好業績です。
また、世の中で最も成功(教育効果が高いという意味で)している教育は、自動車学校ではないかと思っています。
ほぼ100%近い人が、クルマを運転できるようになり、免許も取得できているわけですよね。すごいことです!
自動車学校も、マン・ツー・マン方式ですね。
教育=マン・ツー・マンが良い!ということになれば、コーチングセッションを受け入れる素地が、ますます広がっていくことになろうかと思います。
コーチング、ぜひ体験してみてください!
→ コーチング無料メールセミナー → コーチング無料体験講座
学習塾も英会話教室も「個人指導」「マン・ツー・マン」方式を採用している業者が好業績です。
また、世の中で最も成功(教育効果が高いという意味で)している教育は、自動車学校ではないかと思っています。
ほぼ100%近い人が、クルマを運転できるようになり、免許も取得できているわけですよね。すごいことです!
自動車学校も、マン・ツー・マン方式ですね。
教育=マン・ツー・マンが良い!ということになれば、コーチングセッションを受け入れる素地が、ますます広がっていくことになろうかと思います。
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タグ :コーチング