【残念なお知らせ】諸般の事情により、クォーター大阪暮らしは2009年11月末をもって終了することとなりました。これまでのご愛顧に心より感謝申し上げます。今後はこちらのブログで記事を提供してまいります。よろしくお願いします。
2008年11月21日
転職希望者への新たなサービス-企業としてのダイナミズム
人間、誰にでも苦しい時があるものです。それをどう乗り切るかで、
真価が問われます。企業でも同様ですね。特に昨今は不況に見舞わ
れているから、切実な問題だと思います。
私の基本的な考え方としては、「座して死を待つ」のではなく、最
後の最後までジタバタしたいと思います。「潔さ」など、いりませ
ん。どちらかと言えば、「あきらめない」ことを尊いとする価値観
を持っています。
問題があれば、次から次へと手を打つべきだと思うわけです。
「ジタバタ」というと聞こえが悪いですが、状況に迅速に対応する
機動力があると評価することもできるはずです。
11月20日付けの日経産業新聞に、「求人・求職情報の提供を手掛け
るエン・ジャパンは、転職希望者に対する新たな支援サービスを始
める」という記事が掲載されています。
記事によれば、「景気後退で求人企業が限られ転職情報会社間の競
争が激化する中、新サービスで他社との差異化を図る」といいます。
10月28日付けの日経産業新聞19面では、エン・ジャパンのサイトに
登録した求職者を、求人企業が直接検索できサービスを始めたとい
う記事が掲載されていました。こちらの記事は、「景気後退で採用
経費が限られる会社が多い中、低価格が武器の新サービスで人材紹
介会社に対抗する」としていました。
一つの企業の記事を時系列で追っていくと、さまざまな施策をどの
ように打ってきたかがわかり、興味深いです。
求人広告市場は低迷しており、エン・ジャパンも今期は減益となる
見通しだという背景もあります。(参考:2008年9月27日付け日本
経済新聞朝刊16面)
今回の記事のサービスは、「転職希望者向け」です。10/28の記事
は「求人企業向け」ですので、関係双方のそれぞれに、抜かりなく
手を打っていることがわかります。
エン・ジャパンの記事を検索すると、同社サイトの登録者の福利厚
生に関する意見や、企業の女性活用状況、同社が実施した仕事での
人間関係に関するアンケート調査結果などもみつかります。これら
を活かし、商品の開発や改善につなげているのでしょうね。
今回の記事で紹介されているサービスでは、「転職希望者が求人企
業側に直接は伝えづらい、年収や内定の返答期日などの希望を専任
スタッフが代行する」そうです。転職希望者の意識調査の結果も踏
まえているのではないでしょうか。
今年の8月からは、インド人技術者の採用支援事業を始めています
(2008年7月11日付け日本経済新聞朝刊15面)。また、「日払い支
給を実施する企業の開拓に乗り出す」という記事もあります(2008
年8月12日付け日経産業新聞13面)。
こちらは、新たな市場分野への進出です。したがって、既存分野と
市場分野の両面で展開していることもわかります。いずれにしろ、
「生き物」である企業としてのダイナミズムを感じさせられます。
もちろん、エン・ジャパンだけが飛び抜けて、このような取り組
みをしているわけではないでしょう。しかし、不況下にあって、打
ち手を見出せずに、手をこまねいている企業も多いのではないでしょ
うか。
一つの企業を維持し、成長発展させていくことは、特にこのような
経済環境下にあっては難しいことです。何もしないことは、「座し
て死を待つ」ことにつながります。何はともあれ、「本気」を出し
て動き出し、どんどん手を打っていくことが大切だと思います。
<参考:日経産業新聞 2008.11.20【17面】>
真価が問われます。企業でも同様ですね。特に昨今は不況に見舞わ
れているから、切実な問題だと思います。
私の基本的な考え方としては、「座して死を待つ」のではなく、最
後の最後までジタバタしたいと思います。「潔さ」など、いりませ
ん。どちらかと言えば、「あきらめない」ことを尊いとする価値観
を持っています。
問題があれば、次から次へと手を打つべきだと思うわけです。
「ジタバタ」というと聞こえが悪いですが、状況に迅速に対応する
機動力があると評価することもできるはずです。
11月20日付けの日経産業新聞に、「求人・求職情報の提供を手掛け
るエン・ジャパンは、転職希望者に対する新たな支援サービスを始
める」という記事が掲載されています。
記事によれば、「景気後退で求人企業が限られ転職情報会社間の競
争が激化する中、新サービスで他社との差異化を図る」といいます。
10月28日付けの日経産業新聞19面では、エン・ジャパンのサイトに
登録した求職者を、求人企業が直接検索できサービスを始めたとい
う記事が掲載されていました。こちらの記事は、「景気後退で採用
経費が限られる会社が多い中、低価格が武器の新サービスで人材紹
介会社に対抗する」としていました。
一つの企業の記事を時系列で追っていくと、さまざまな施策をどの
ように打ってきたかがわかり、興味深いです。
求人広告市場は低迷しており、エン・ジャパンも今期は減益となる
見通しだという背景もあります。(参考:2008年9月27日付け日本
経済新聞朝刊16面)
今回の記事のサービスは、「転職希望者向け」です。10/28の記事
は「求人企業向け」ですので、関係双方のそれぞれに、抜かりなく
手を打っていることがわかります。
エン・ジャパンの記事を検索すると、同社サイトの登録者の福利厚
生に関する意見や、企業の女性活用状況、同社が実施した仕事での
人間関係に関するアンケート調査結果などもみつかります。これら
を活かし、商品の開発や改善につなげているのでしょうね。
今回の記事で紹介されているサービスでは、「転職希望者が求人企
業側に直接は伝えづらい、年収や内定の返答期日などの希望を専任
スタッフが代行する」そうです。転職希望者の意識調査の結果も踏
まえているのではないでしょうか。
今年の8月からは、インド人技術者の採用支援事業を始めています
(2008年7月11日付け日本経済新聞朝刊15面)。また、「日払い支
給を実施する企業の開拓に乗り出す」という記事もあります(2008
年8月12日付け日経産業新聞13面)。
こちらは、新たな市場分野への進出です。したがって、既存分野と
市場分野の両面で展開していることもわかります。いずれにしろ、
「生き物」である企業としてのダイナミズムを感じさせられます。
もちろん、エン・ジャパンだけが飛び抜けて、このような取り組
みをしているわけではないでしょう。しかし、不況下にあって、打
ち手を見出せずに、手をこまねいている企業も多いのではないでしょ
うか。
一つの企業を維持し、成長発展させていくことは、特にこのような
経済環境下にあっては難しいことです。何もしないことは、「座し
て死を待つ」ことにつながります。何はともあれ、「本気」を出し
て動き出し、どんどん手を打っていくことが大切だと思います。
<参考:日経産業新聞 2008.11.20【17面】>
Posted by HANK@森 at 08:00│Comments(0)
│ビジネス
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